徹底した安全管理がなされている雄琴ソープ

日本の性風俗を代表するものといえばソープランドですが、風営法や各都道府県の条例によって新規出店することが出来ない現在では、ソープランドはソープ街へと行かないと楽しめないものとなっています。
日本各地にソープ街が形成されていますが、一言にソープ街と言ってもそれぞれに特色があり、地域によって様々な側面を見せてくれるものです。

多くのソープ街が戦前の遊郭時代から続く歴史を持っていますが、中にはそういった歴史を持たず、近年になって作られたというソープ街もあります。
その代表的な場所が、滋賀県の大津市にある雄琴という場所にあるソープ街です。
雄琴は温泉街としても有名な土地で、そこに1970年代になって出来上がったソープ街であり、純ソープ街なのは日本では比較的珍しい部類です。

雄琴ソープ街には、現在42店舗ほどの店が営業を続けています。
全ての店が滋賀県特殊浴場協会に加盟おり、それぞれが手を取り合って雄琴のソープ街を維持していこうと取り組んでいます。
雄琴ソープ街全体で取り組んでいる試みというのはいくつかありますが、一番の試みといえば、やはり『衛生管理の徹底』という部分ではないでしょうか。

雄琴ソープ街で行われている衛生管理ですが、まず在籍するコンパニオンに対する衛生管理です。
これは、各店舗が医療機関と提携して衛生管理を行っています。
専門医療機関の医師によって、全ての店舗の在籍コンパニオン全員に対して8種類11項目の検査を行い、全ての項目において安全を確認した上で、出勤を認めるといった具合です。
その専門医療機関というのも公表されており、滋賀県特殊浴場協会のウェブサイトから確認出来ます。

次に、施設に関する衛生管理です。
ソープランドは特殊浴場にカテゴライズされ、衛生管理は保健所の指導に基づいて行われています。
雄琴でも、公衆浴場法に規定する公衆浴場として、保健所の検査と指導のもと衛生確保に努めているということです。

最後に、利用客に対する衛生管理です。
雄琴では、予防協約の遵守という形で、利用者側にも衛生管理をお願いしています。
例を挙げるとすれば、「NSサービスをしない」ということがあります。
高級店では当たり前のサービスとして知られるものですが、性病感染の可能性は格段に高い遊び方ですので、これを全店で行わないということを店側・利用者側に共通してお願いしているということです。

雄琴は、温泉街と共に育ったソープ街ですから、他の地域よりも評判に直結する衛生管理という部分に力を注いでいる地域です。
徹底した衛生管理は信用という形で、多くのソープ好きから愛される結果に繋がっているということでしょう。