まるで”老人ホーム”?平日昼間のソープランド事情

現在の日本は誰疑うことない「高齢化社会」です・・・。
この、高齢化の波は歓楽街、ソープ街にも波及していることをご存知でしょうか?
平日の昼間のソープランドの待合室は、「老人ホーム」の様相を呈しているのです。
ただし、一般社会とは違い、若者が減って高齢者が増えているのではありません。
ただただ、高齢者のお客が急増している現状がそこにあるのです。
これにはいくつかの理由が考えられます・・・。

●高齢者が若くなった
一つは高齢者自体が「若くなった」ことが、ソープランドに高齢者があふれる原因です。
肉体的な健康年齢も伸びていますし、本人の精神年齢、性欲なども昔とは比較にならないレベルなのでしょう。
「高齢化問題」と悪い側面ばかりが取り沙汰されていますが、お年寄りが元気なことは何より喜ばしいことです。

●高齢者に対する世間の価値観が変わった
日本人の平均寿命が伸びたことで、高齢者の性に関係する世間の価値観もずいぶんと変わっています。
たとえば、昭和60年代ころの日本の中流階級の典型的な家庭を描いた、「サザエさん」の父親波平の設定年齢は「54歳」です。
今の感覚から見るとかなり若いのですが、サザエさんでは立派なおじいちゃんなのです。
とうてい、「波平と性」、「波平とソープランド」は連想できませんが、それが40~50年前の世間の平均的な感覚です。
それに対して、あのモテ男「石田純一さん」は、波平の9つ上の63歳ですが、彼がまだまだセックスが現役でも誰も不思議に思いません。
こういった世間の価値観の変化も、高齢者がソープランドへ足を運ぶことへの抵抗感をなくす理由なのでしょう。

●ソープランド側が客層として大事にしている
日本の不況は長く続きましたが、現在高齢者といわれる65歳位の年代の方は、「バブルの逃げ切り組」といわれ、貯蓄率が抜群に高いのです。
本来ならば暇な時間帯である「平日の昼間」に、週に何度も足を運んでくれる高齢者層は、ソープランドの経営者からすれば、ほんとうにありがたい存在ですし、大きなマーケティングの対象でもあるのです。
ですから、この客層を大事にし、そしてより多く足を運んでもらうために「シルバー割引」「シルバー特典」「シルバーイベント」などで盛り上げる動きが各店舗で行われています。

●高齢者のIT機器武装
先進国のIT・インターネットの普及はすでに頭打ち状態です。
しかし、まだまだ可能性があるのが「高齢者層へのIT機器の普及」です。
少し前までは、「パソコン」「スマホ」「タブレット」と聞くと条件反射のような拒否反応を示してした高齢者たちも、今ではその群れの中から抜け出して”IT機器武装”を果たした「NEO高齢者」の登場で状況が変わりつつあります。
今では「●●さんも使っているから、俺も使わないと遅れを取ってしまう」とばかりに、タブレット、スマホが爆発的に売れているそうです。
そしてこうしたIT武装をした高齢者男性が必ずするのが、奥さんにこっそり隠れた「エロ・コンテンツ検索」です。
そして、ソープ店のオフィシャルページにネット上で遭遇し、豊富な資金源を後ろ盾に、ソープランドへと突撃するのです。

いくつかのムーブメントが重なったことで、現在のソープランド店の待合室の老人ホーム化が実現しています。
紳士でお金持ちの高齢者は、ソープ嬢にも大人気なようで、持ちつ持たれつの良い関係がつくられているようですね。