「お客様は神様です・・・」
これは商売をする側の人間にとっては厄介な言葉です。
この一言が焼き付いた消費者は、一歩間違えれば「モンスター」に変貌してしまうからです。
究極の接客業と言われ、高いサービス精神を持つソープランドでもそれは同じことです。
お客の中には「高い金を払っているんだから」と傍若無人な振る舞いをする人もいますが、彼らも「お客様は~」が思考にこびり付いている人なのでしょう。
これは海外に行けばまったく通用しない理屈です。
もちろんソープランドにも目に見えないマナーやルールがあり、それらをわきまえていないと同じソープファンから冷笑されることになります。
「ソープランドのマナーは大人のマナー」と考えて、いくつかのマナー違反をまとめてみました。
●来店時のマナー
ソープランドに登楼するときには、たいてい予約を入れていきますし、前日・当日の確認電話が必要なこともあります。
これらの店舗の決まりはどんな職種でもあるものですので、確実に守りたいものです。
当日止む終えない事情で「ドタキャン」になることもあるでしょうが、ちゃんと電話をすれば「キャンセル料」など取られることもありません。
●待合室でのマナー
30年前に流行していた「ストリップ劇場」の雰囲気は独特で、お客がみな一体となり、まるで「同士」のような関係性でした。
ストリップで知り合って友人になるということもあり、ある種独特の連帯感があったのです。
しかし、現在のソープランドの待合室でそれをやると、ほとんどの場合煙たがられます・・・
現在のソープの待合室ではひっそりとおとなしく時間待ちしましょう。
●プレイルームでのマナー
ソープランドは時間区切りで料金を支払ってサービスを受けます。
そしてコンパニオンはその時間内でしなければならないサービスのポイントがあり、90分なら90分である程度スケジュールを立てて行動します。
ソープになれない男性は「遊びに来たのだから自分のペースで」と考えますが、これではコンパニオンは持てるテクニックを十分に発揮できないのです。
ソープ嬢や職業意識が高く、自分の仕事にプライドもありますし、得意な「型」もあります。
できるだけコンパニオンのエスコート通りにペースを合わせるのがマナーでもあり、楽しむコツでもあります。
●女の子へのマナー
ソープランドは男女が裸で交わるところですから、どうしても「恋愛感情」がわき起こりがちです。
しかし、この部分がもっとも「大人の男性のセンス」が問われるところなのです。
まったくそういった雰囲気を出さないのも味気ないですし、どっぷりと女の子にハマってしまうのも問題なのです。
恋愛をボクシングにたとえて、軽く突き合うことを「ジャブ」といいますが、ソープランドの場合はジャブのみで完結するようにするのが無難です。
しつこくつきまとったり、女の子の帰りを待ち伏せたりするのはもちろん「NG」です。
ソープ嬢との恋愛の可能性がゼロとは言いませんが、それなりの努力とセンスが必要になるのです。
同性からも尊敬される「風俗の達人」になるには、長く険しい道のりを歩まなければなりません。
その手始めとして、まず「ソープランドのマナー」を熟知し、店舗画から、コンパニオンから気に入られるような上客になることが大切なのです。