常に変貌するソープランド街雄琴・・・。
数年足を運ばないだけで、面食らってしまうほど街の様相は変わってしまいます。
そして、変容するのは店舗の外観だけでなく、そこに集まるお客やソープ嬢も”新世代”が次々と現れては消えるのがこの街のおもしろいとこでもあるのです。
ある意味ソープ街の「主役」といえるのが各ソープ店の店長ですから、彼らから生の雄琴を聞くことで真実の雄琴が見えてくるのです。
●男性客の変貌がすごい・・
雄琴は繁華街ではないので、道端で男性客と出会うことも少ない街です。
繁華街混在型のソープ街のように「目で見て」統計を取ることはできませんが、実際にそこで店を構える店長は、最近の「客層の違い」をヒシヒシと実感されているようです。
昔のソープ街や風俗街では、数人で徒党を組んで歩くちょっとヤンチャそうな若者や、ナイスミドルで社会的地位もありそうな中年紳士が客層の大半を占めていたそうです。
しかし、ここ数年のお客の主流は「独りでこっそり来客する、おとなしそうな若者と高齢者」だそうです。
若者といっても昔のように、酒の勢いでテンションが上がっている威勢のいい者ではなく、いかにも真面目そうで扱いやすい20代前半くらいのお客、だそうです。
おそらく、ネット戦略の浸透でこれまで”風俗”自体に高い壁を感じていた若者が、多くの情報を得られることで安心して来店できるようになったことが理由ではないでしょうか?
そして、「高齢者」はというと、30代、40代の頃にソープに通いつめていた層が、そのまま歳を取っても通い続けている・・・といったところでしょう。
●「スカウト」の必要がなくなるほど女の子が応募してくる
昔、風俗の男性従業員といえば、「どれだけ女の子を集められるか?」といったことが出世の条件でもありました。
店長などはほとんど店舗に立つことなく、女の子探しに駆けずり回っている・・・ということが当たり前だったのです。
ところが店長曰く・・
「最近は面接ばかりしてますね。『ホームページ見た』って子が毎日電話して来ますよ。昔の苦労が嘘のようですよね」
女の子からすると、これまで怪しいスカウトマンしか接点がなかったソープランド業界が、ネットの普及で身近になったことが要因なのでしょうか?
ここ数年のこういった異変に店長自身が一番驚かれているようです。
風俗業界は「社会の写し鏡」だと言われるほど、世間の変化を反映します。
雄琴ソープ街の変化もおそらく、世間の人の経済状態や価値観の変貌が影響をしているのでしょう。
ソープランドの店長クラスになると、社会情勢や流行に敏感でなくては務まりません。
店長たちが感じるソープ街の変化は、社会が大きく変貌していることの現れなのかもしれません。