安全性が問われる吉原のソープランド

風俗業界の花形といえばソープランド、そのソープランドの中の花形と言えば、高級ソープです。
高級ソープは、非常に高額で一般的な一ヶ月の家賃ぐらいの値段がしますから、平均的な収入ではとてもではありませんが頻繁に通うことは難しいお店です。
しかし、それに見合うだけのサービスが楽しめることは間違いないですし、そのサービスのレベルというのも他の店とはレベルが違うのも確かです。
風俗愛好家の憧れとも言うべき場所、それが高級ソープなのです。

高級ソープというと、一番最初に思い浮かべるのが東京の吉原ではないでしょうか。
日本一のソープ街である吉原には、江戸時代から続く歴史があり、時代が移り変わった現代においても昭和の時代から数多くの高級ソープが立ち並ぶ地域として、日本の性風俗産業を支えてきています。
そのため、長年の不況で多くの高級ソープ店が姿を消した現在でも、日本で一番多くの高級ソープ店が営業を続けています。
その質についても日本でトップクラスであり、多くの男性を日々満足させています。

そんな吉原にある高級ソープ店ですが、ある共通した問題が発生しています。
それは「建物の老朽化の問題」で、先頃吉原の高級店の中でもトップクラスの店である『姿麗人』のビルが売りに出されていましたが、その時に公開されていた情報によると、『姿麗人』の入っているビルは鉄骨造で、1980年10月に建てられた築35年のビルです。
建物内部の見取り図なども公開されていますが、建物内部の90㎡あたりに2フロア8部屋がある建物となっています。
鉄骨造とはいえ、築35年も経っていればそれなりに老朽化が来るのも当然のことで、こういった施設を使っているのは『姿麗人』だけではありません。
老朽化された施設を利用していることが多い証拠に、ネット上で見られる吉原の高級ソープ店の体験談などを見ると、頻繁に老朽化について言及されています。
これは有名店であっても同じで、それによって吉原高級ソープ全体の評価が下がっていると言っても良いでしょう。

日本の法律では、店舗型風俗の建物には厳しい規制がかかっており、大きく改修や改築、新築するといったことは認められていません。
もし勝手に大幅な改築などを行ってしまえば、届け出と違うということで営業許可を取り消されてしまう可能性もありますので、迂闊に手が出せないのが現状です。
隣接する施設のボイラー火災で営業が出来なくなってしまった『女帝』などの例もありますから、安全面から鑑みても早急に対処されるべき問題です。