雄琴ソープランドのホームページを閲覧すると、昔のソープではあり得なかったほどに各店舗の在籍嬢が増えています。
中には200人レベルの店舗もあり、もはや「異常」ともいえる状態です。
「在籍の多い店舗は流行っている」
これはソープランドのみならず、風俗業界全体で共通することですが、なぜ繁華街すらない観光地「雄琴」にこれほどまでにソープ嬢が集結しているのでしょうか?
その理由を探ってみました。
●デリヘルの台頭による地方ソープランドの苦境
”ソープ業界”全体として考えたならば、間違いなく以前よりも復興しています。
しかしこれは、ある程度の規模をもつ「有名ソープ街」に限ったことです。
関東圏のソープ街・金津園・福原・中洲、そして雄琴などは確実に集客を増やし、もはや「黄金期」に迫る勢いなのですが、その他の地域では苦戦を強いられているソープ街もあります。
その原因として考えられるのが「デリヘルの台頭」です。
デリヘルの性質として、「どこでも場所を選ばずに営業できる」ということがあり、繁華街を有さない地方に激増しているのです。
ただでさえ人口の少ないエリアで新しい業態の風俗業が出現しているのですから、影響を受けるのは当然です。
稼ぎが落ちたソープ嬢が、目指す場所が「有名ソープ街」であり、雄琴もその一つの候補地として選ばれているのです。
●ソープ業界の流行の激変
現在のソープランドは、20年前のソープランドと比べると「別もの」と言いたくなるほどサービスが激変しています。
それによって新規客の増大につながったのですから、現在のソープ業界の経営陣たちは、性風俗史に名を残すほどの功労者ともいえるでしょう。
しかし、全部のソープランドが「脱皮」をできたわけではありません。
昔の伝統を守りつつも、誠実な営業を貫いて生き残る店舗もありますが、軌道修正できなかった店舗は新旧交代の憂き目に遇っているのです。
この「ソープ業界の激変」にそった”自己改革”を遂げた街の一つが「雄琴」なのです。
吉原など、関東近県のソープ街や、福原などで見られる「突然変異型」のソープランドは雄琴でも確実に存在しますし、また雄琴から全国に伝播した新しい発想も存在します。
業界の最前線で活躍する雄琴だからこそ、コンパニオンと集客が増えているのです。
●京都、大阪の企業が雄琴の資金力
ソープランドの方向転換には、改装費用などの様々な設備費用や公告費用、WEB戦略の費用などで多額の軍資金を必要とします。
どんな商売でもいえることですが、大幅な方向変換や新プロジェクトには”リスク”もつきものなのです。
雄琴ソープ街は「滋賀県」にありますが、経営母体は滋賀県だけにとどまらず、ソープランドが出店できない「大阪」や「京都」を母体とする店舗が数多く存在するのです。
その中には全国規模のグループ店や、企業している風俗グループが多数あり、資金力が豊富でチャレンジ精神も目を見張るものがあります。
こういった資金力の豊富な雄琴の経済市場が幸いし、ソープ街自体の自然淘汰が激しく、「古びた街」にならなかったのが雄琴の繁栄につながった理由です。
●ソープ嬢コミュニティーの”全国化”
現代社会を語る上で「インターネット」の存在を省くことはできませんが、それはソープ業界においても同じです。
ネットによるソープ業界への影響は、ここでは語りきれないほどありますが、その中の一つに「ソープ嬢コミュニティーの全国化」があります。
SNSや投稿掲示板・ブログなどには、数えきれないほどの「ソープ嬢のコミュニティー」が存在し、ネットの特性を活かして”全国化”しています。
「稼げるかどうか?」が死活問題の彼女たちは、コミュニティーでさかんに情報を交換しているのです。
そういったソープ嬢のつくるコミュニティーの間で「雄琴は稼げる」というのが有名なので、全国からの”移籍嬢”が多数集まる原因になっているようです。