ソープランド業界も高齢化が問題になっている

昨今のソープランド業界が抱える問題として代表的なものといえば、『業界全体の高齢化』というものです。利用者だけではなく働くコンパニオンの女性なども高齢化してきていて、それは決して看過出来るものではなくなってきているのです。

■ 利用者の高齢化

まずよく耳にするのが、ソープランドを利用する男性客側の高齢化です。「若い男性のソープ離れ」という言葉があるように、若い男性はソープランドを利用する方が減少してきていて、ほとんどの利用者は40代以降で中には年金暮らしとなった男性も多いそうです。

どうしてこのような状況になってしまったのかというと、その理由はいくつか考えられます。主立った所を挙げれば、「値段設定」「システム」「業種の多様化」「趣向の変化」といったものがあるでしょうか。

ソープランドというのは、数ある風俗の中でも相場としては最高値です。デリヘルなどに比べて同時間帯あたりでも2割~3割は高いですから、若い男性の給料ではなかなか気軽にというわけにはいきません。システム的にも、入浴料+サービス料というちょっとわかりづらいシステムも利用しづらさを感じさせます。

業種の多様化についても、風俗=ソープという風潮がありましたが、最近では様々な業種が登場しています。ソープ以外にも業種が増えたため、男性の趣向に合わせて楽しめる風俗が人気となりました。

■ 働く女性側の高齢化

働く側の女性にも、高齢化が進んできています。ウェブサイトなどを見ると20代の女性ばかりと思われるかもしれませんが、それは風俗年齢というもので実年齢とは異なるものです。実際は、メインとなるのが20代後半~30代、40代あたりまでが主立った層となっています。

こちらもいくつか理由がありますが、一番の理由は「経済的な問題」でしょう。長く続いた不況、そして増税による家計への負担が増えたことによって、風俗業界で働く主婦やシングルマザーの方が増えています。

また、「高齢女性の需要増」というものが挙げられます。昨今では人妻や熟女といった高齢女性の需要が高まっています。全国的に人妻風俗店が増えていて、ソープランドも同様です。さらには、かつては20代前半の女性もソープランドで働くことが多かったのですが、最近ではデリヘルなどに流れてしまっていることも一つの理由と考えられます。

高齢化というとあまり良い意味で使われることではありませんが、しかしながらソープランドにおいては年を経たからこそ出る円熟味というのも一つの味というもの。決して悪いことではありませんし、これを機会に大人の魅力というものを味わってみるというのも面白いかもしれませんね。