現在の雄琴ソープ街には、たくさんの「元キャバ嬢」が在籍しています。
昔からキャバ嬢は、ダブルワークとしてソープランドでアルバイトをする姿を見かけましたが、現在のそれとは少し事情が違っているようです。
ほとんどの元キャバ嬢は、完全にキャバクラを退職してソープランド一本で生きているのが、最近の主流です。
いったい、関西のキャバクラ業界にいったいなにがあったのでしょうか?
数人の元キャバ・ソープ嬢から話を伺いました。
●キャバクラの低迷が大きな要因?
一時期は隆盛を極めたキャバクラは、大人の夜遊びの代表格でもありました。
しかし、2007年の飲酒にまつわる道交法の大幅改正によって集客は激減し、そのダメージをいまだにリカバリーすることができていません。
そして、それに拍車をかけたのが、「飲酒率の低下」です。
とくに20~30代という、キャバクラのターゲット層の落ち込みは深刻で、禁酒をしたのではなく”最初から飲まない”若者が増えたのです。
キャバクラはどちらかというと「酒が目的」ではなく「キャバ嬢が目的」なのですが、一滴も飲酒しないような若者は他のもので楽しむものを知っていますから、ネオン街に近づくこともあまりないのです。
店が稼げなかったらキャバ嬢ももちろん稼げませんので、それに近い収入を狙ってソープランドなどに転職するのです。
●キャバ嬢同士の人間関係が嫌になって・・
キャバ嬢の指名合戦は熾烈です。
ソープランドでも同じことがいえますが、レベルが違うのです。
また、稼げる子と稼げない子の差もソープランドの比ではなく、まったく指名がとれないキャバ嬢ならば飲食店でバイトしてるくらいのレベルだといいます。
ソープランドならば指名が取れなくてもフリーのお客につくだけで高収入が得られますから、最低ラインは保証されます。
また、キャバクラは女の子同士が顔を合わせて仕事をしていますから、それぞれの一挙手一投足を観察してはケチの付けあいなどをすることも多いそうです。
稼げない上に人間関係のストレスでまいってしまい、そういったことがほとんどないソープランドに転職を考える子も少なくないのだそうです。
●仕事としてのキャバクラに嫌気が指して・・
最後に、「キャバクラの仕事自体が嫌になった」という子もいます。
キャバクラはソープランドとは違ってアフターや同伴出勤など、24時間体制で働かなくてはなりません。
男性客は体を提供されることもないキャバ嬢に高額な料金を支払っているわけですから、指名客へのケアが不十分だとすぐに他の子に乗り換えられてしまうのです。
モーニングコールやお休みコール、また最近ではLINEなどの返信にも十分に気をつけておかないといけませんから、気が休まる時間もありません。
これに引き換え風俗では、60分なら60分間だけお客に尽くせばいいだけなので、かなり負担は少ないのです。
ビジュアルの洗練に関してはプロフェッショナルなキャバ嬢が、ソープ嬢として在籍してくることは男性客にとっては願ったり叶ったりな状況です。
ただし、外見レベルだけで稼げるほどにソープランドは甘くありませんので、技術面の方もしっかりと磨いてほしいものです。