温泉と風俗というのは切っても切り離せない関係というのは昔から言われていて、温泉街のすぐ傍にはソープランドが数軒はあるものです。
日本には数多くの温泉地がありますが、条例で完全にソープランドが禁止されているのであればデリヘルやホテヘルといった派遣型の風俗店が出店していますし、ソープランドが営業出来る地域であれば必ずソープランドがあるといった具合です。
愛知県にある道後温泉の側にあるソープ街などは有名で、ここは約10軒のソープランドが営業をしています。
そして、それ以上に有名な場所といえば滋賀県の雄琴にある雄琴ソープ街で、温泉街から雄琴港を挟んで対岸に展開されるソープ街では約40軒のソープランドが営業をするという、他の温泉街とは比較にならない規模のソープ街が隣接している場所です。
雄琴のソープ街は、その規模もさることながら他の地域のソープ街に比べて高い評判を集めています。
その要因はいくつもありますが、まず他と大きく違う点を挙げるとすれば『店舗の一つ一つが大きい』というものがあります。
基本的にソープ街と呼ばれる場所は、街全体の面積はそれほど広くありません。
それなのに数多くのソープランドが密集しているということは、必然的に一店舗の敷地面積は狭くなってしまいます。
吉原などはその傾向が顕著で、広さ自体は外周約1.4kmという広さがありますが、その中には130店舗以上がひしめき合い、高級店でも他の地域の大衆店ぐらいの広さしかないと揶揄されることもしばしばで、東京という人口過密地域に存在する吉原ソープ街の弱点とも言われています。
しかし、雄琴のソープ街はお世辞にも繁華街とは言えないような場所で、ソープ街に隣接する国道の脇にはのどかな田園風景が広がるような場所です。
雄琴にソープランドが出来始めた頃からその風景はあまり変わらず、周辺にはソープランド以外のお店というのもほとんど無いような状況ですから、特に周辺を気にすることもなく土地を広げていくことが可能だったということもあり、外周およそ1.2km、東京ドーム約1.5個分の広さのソープ街が誕生したというわけです。
面積だけを見れば吉原よりも若干狭い雄琴ソープ街ですが、そこには約40軒しかありませんから一つ一つのお店が大きくなるのは当然のことで、その広さは一つのお店が一軒のラブホテルと言われるぐらいの大きさです。
非日常的な空間を楽しむこともソープ遊びの一つですから、建物の面で他の所よりも優れている雄琴のソープランドが高い評価を受けるのも合点がいく話なのです。