日本には各地にソープランドが営業をしていて、地域によってはソープランドが集まって出来たソープ街と呼ばれる地域が存在しています。
ソープランドは、現在では風営法などの規制によってごく限定された場所でのみ営業が許可されていて、そのような許可が出ている場所には数多くのソープランドが集まるというわけです。
例えば東京の吉原や福岡の中州、岐阜の金津園などなど、その名を知られる場所というのは数多くありますが、そういった有名なソープ街の一つとしてあるのが滋賀県の雄琴ソープ街です。
雄琴のソープ街は、一見すると他のソープ街と大して違いは無いと思われるかもしれませんが、実はソープ街としてはかなり珍しいタイプのソープ街となっています。
その違いですが、そもそも成り立ちからして大きくかけ離れています。
雄琴のソープランドは、1970年以降に出来上がったソープ街としては最新に近いと言っても過言ではないレベルです。
吉原や福原、薄野など、日本全国にある有名なソープ街というのは、ほぼ例外なく戦前どころか江戸明治の遊郭時代まで遡った歴史を持っていますが、雄琴のソープランドにはそれがありません。
戦後に売春防止法が制定され、さらに営業区域についても規制がかかってから出来上がったという地域なのです。
さらに、そういった時期に出来たということが関係して、他とは違う形のソープ街として完成することになりました。
ソープ街というのはどこの地域でも街中に作られていて、ソープ街の端にもなれば10m先は普通の商店だったり事務所だったりというのは珍しいことではありません。
普通の街とソープ街が完全に一体化しているのに対し、雄琴の場合は完全に他の地域とは隔離されて形成されています。
そのため、最寄りの駅からは徒歩で数十分、バスやタクシー、無料送迎といった移動手段が必須ですし、それでも5分10分掛かるほど。
他のソープ街が、最寄り駅から徒歩10分圏内であることを考えれば、異常とも言えます。
しかし、その代わりと言うべきなのか、他のソープ街よりも建物は広く、より派手に営業が可能となっています。
日常の世界とはほぼ完全に隔離されているため、街全体の雰囲気も他のソープ街とは違う独特の雰囲気を作りだし、その雰囲気だけでも十分楽しめる場所であり、
営業しているソープランド自体の評価も極めて高く、歴史の浅さとは逆にサービスや店の質というのはトップレベルとなっています。
法規制によって制限されたからこそ出来上がった特殊なソープ街、それが雄琴のソープ街と言えるでしょう。