近年、外国人観光客を受け入れているソープランドが増えてきているというのは、頻繁に話題になっています。日本の性風俗店は海外と違い、基本的に外国人の利用はNGだったのですが、不況や規制などの影響で日本人客の利用が減少し続けているため、経営を行う以上はしょうがないのかもしれません。
しかし、日本人客からすればこの決断はあまり好まれているとは言えず、女性からしても外国人利用OKのお店であっても外国人客を拒否している女性もいますし、様々な所で賛否両論あるようです。様々な批判や拒否反応があるにも関わらず、店側が外国人客を受け入れるのは何故なのでしょうか。
まず、最大のメリットというのが、やはり「売上の確保が容易である」ということです。現状、外国人客を受け入れるソープランドの数は多くはなく、それでいて利用希望者は多いので、それらの牌をほぼ独占することが出来ます。外国人向け料金として基本のコース料金に+αしたとしても十分客は入りますし、それを鑑みれば日本人を相手にするよりもよっぽど効率が良いというわけです。
ここ数年のソープランドなどへの規制はより厳しくなっていて、特に東京オリンピックに関係する関東圏内のソープランドは全店が摘発の可能性が高まっています。稼げるうちに稼ごうと考えているのかもしれませんが、そうであるならば外国人客はまさにうってつけの客層というわけです。
また、店だけではなく女性側としても「サービスが日本人よりも手抜きでも良い」ということがあります。リピートを考え無くて良いので適当なサービスでも十分ですし、指名が取れない分は外国人料金の+αがそのまま女性に入ることもあるので、損をするわけでもありません。
店側からすれば、どんな批判があろうともとりあえず稼げるのは間違いないということです。外国人を受け入れているのは格安店よりも高級店の方が多く、客単価が大きく関係していることからも金銭的なメリットが最大の理由であることが窺えます。
当然ながらそれに伴うデメリットも多く、一度外国人受け入れが広まった店は日本人客は寄りつかなくなりますから、現在の観光客ラッシュが終われば看板を変えざるを得なくなるでしょう。女性側も稼げる以前に日本人客よりもはるかにトラブルが多く、風俗に対する認識の違いから乱暴な行為をされることも少なくありませんし、性病の問題もあります。
今後はこの傾向がより濃くなり、日本人客にとっては店選びが難しくなる時代が来ると予想されます。外国人客と共存するか、それとも拒否反応を示すのかは人それぞれですが、今までとは違う形へと変化していくでしょうから、日本人客は覚悟しておく必要がありそうです。