変わって行く雄琴のソープランド

関西を代表するソープ街の片割れである雄琴のソープ街。数多くの店が建ち並び、ソープランドが下火になりつつある現在でもそれなりの規模を持つソープ街として、ソープ愛好家の間ではまだまだ評価の高い街です。雄琴の最盛期と呼べるのは、もう20年以上も前のことですが、昔と今では雄琴も大きく変わっているようです。

■ 客引きの変化 ■

まず変わったと感じるのが、客引きの変化です。ソープランドの客引きというと、昔は道を歩いている人にとりあえず話しかけて店へ引きずり込むというような手法でしたが、現在では風営法の関係でこのような手法は禁止され、こうした呼び込みは出来なくなっています。雄琴でもこうした形の呼び込みは消えつつありますし、そもそも雄琴のソープ街はフリーで店を探してぶらついている客はほとんど見かけることはありません。車で来ることを前提としている立地ですし、自分の車でない場合は事前に店を決めて送迎を利用することがほとんど。現在でも店頭に客引きはいますが、そのほとんどは店に入る客を誘導するようなもので、明確に客を呼び込んでやろうというような勢いのある客引きは減少しています。

■ 建物の変化 ■

現在の風営法だと、ソープランドの建物というのは新築はもちろんのこと大きな改築・修繕なども認められていません。補修程度の変化であれば申請すれば許可されるのですが、大きな変化を伴う改修は認められていません。そのせいか、雄琴のソープランドも建物が古くなったりしている所が多く、昔と看板は掛け変わっているもののいわゆる居抜き営業という店も数多くあります。外観からも年月を感じさせる店も多く、お店側も内装を工夫したりして少しでも老朽化を感じさせない努力はしていますが、隠しきれない部分も多いようです。

■ 客層の変化 ■

雄琴のソープランドを利用する客層は、全盛期の頃に比べて大きく変化したと言えます。かつては温泉街からの客が多くソープランド利用者もどちらかというと中年層から老人層に多かったのですが、現代では車が普及したことで温泉を利用しない20代~30代の客の割合も増えています。待合室でもちらほらとそれぐらいの年代の方を見るようになっていますし、利用者の代替わりというのも進んでいるようです。

ソープ街としての歴史は短めとはいえ、やはり雄琴も昔とは変化が如実に表れているようです。今後も徐々にこうした変化があるでしょうし、今の雄琴は今しか味わえないということでしょうか。