風俗ライターたちの座談会から見える今の雄琴

各地を飛びまわって風俗店を取材する「風俗ライター」たちは、ある意味で業界の動向をもっとも肌で実感している人種なのかもしれません。

実際に女の子からサービスを受けて記事にするのですから当然のことです。

風俗ライターは全国に広いネットワークをもち、同業者間の交流もさかんです。

彼らの持つ知識は、一般の男性ならば興味津々なはずです。

今回は、滋賀県のびわ湖にあるソープランド街「雄琴」のことを語っていただき、そこから「雄琴の今」を探ってみたいと思います。

●「お客とソープ嬢の数」は比例する?●

座談会を行った風俗ライターたちの共通する意見に「お客の数とソープ嬢の数は比例する」というものがあるそうです。

近年、不況が続いていることから一般女性の中にソープ嬢を目指す子が多く、雄琴のソープ店はどこもかなりの数の子が在籍しているようです。

ライターA氏は言います・・

「最初はどんどんコンパニオンが増えて、1人あたりにつく客の量が減るんじゃないか?って思ってたんだけど、雄琴は見事に集客も増えていますよ・・・やっぱ、お客とソープ嬢の数は比例するんですね。少ない在籍の店で繁盛しているところは見たことがないね」

—–ほんとうに、パネルをドバっとたくさん目の前に広げられた時には感動するものです。

女の子がたくさんいることは、それだけで男のテンションを上げる効果があるんでしょうね。

●「男も女も若返る」雄琴の街●

有名ソープ街では、ソープ嬢の平均年齢が低下していることがよく知られています。

そしてまた、”男性従業員”の年齢も低くなっているんだそうです。

ライターB氏は言います・・

「昔のやくざチックな男性従業員たちは最近見なくなりましたね。自分としては、そういった従業員と仲良くなるのもソープランドの楽しみの一つだったんですが、雄琴のスタッフはとくに若いですよ。
ファッションも洗練された”今風”だし、接客もなかなか丁寧なんですよね」

—–風俗店店員、パチンコ店員というと、独特なファッションセンスと、人を寄せ付けないような雰囲気がありました。

最近では、雄琴のソープ経営も会社化して、運営会社は「サラリーマン」であることも多いようです。

ソープランドも「一つの職業」として、市民権を得始めているのでしょうか?

●「オタクが増えた!」雄琴の街●

風俗ライターたちがもっとも注目した雄琴の変化に「オタクが増えた」ということがあるようです。

オタクと呼ばれる人たちは、一目でそれと分かる風貌をしていることが多いので、とくに目につきやすいのかもしれませんが・・

ライターのC氏は言います・・
「オタクが増えたというよりも、これはソープ経営者たちの”作戦勝ち”ですよ!世の中で流行するアニメやアイドル、コミック、ゲームといったカルチャーを巧みに店のコンセプトに取り入れているんですよ」

—–これは目から鱗の意見です。

自然発生的にブームじゃちぃタレ理と勘違いをしていますが、結局その裏側には「流行りを作る人」がいるもんなんですね。

テレビの世界と似たようなところがあるかも知れません。

座談会を振り返ってみて・・

今回座談会をしてくれた3人の風俗ライターから、雄琴に対しての”悪い噂”は聞かれませんでした。

一様に口にするのが、男も女も「増えた」ということでしょうか。

雄琴は都会から遠く、あまり情報が届かない場所ですが、「プチブレイク」していることは間違いないようですね。