ソープランドの専門用語と使い方全集

現存する性風俗の中で、もっとも古い歴史を持つのがソープランドです。

「遊郭」などからその伝統や慣習が受け継がれている部分もありますので、その中で使われている言葉も一種独特です。

今回はソープランドへの理解を深めるために、店でよく耳にする専門用語を解説してみました。

●スタッフ(フロント)がよく使う用語

・お茶をひく
コンパニオンが出勤し、まだお客がついていない状態。

・アルバム(パネル)
フロントや店内で提示されるコンパニオン写真。

・総額
入浴料とサービス料をあわせた金額のこと。来店してフロントで支払うのが「入浴料」で、コンパニオンに直接支払うのが「サービス料」だったが、最近ではフロント一括払いが増えている。

・フリー/写真指名/本指名
コンパニオン写真を見ずにサービスを受けるのが「フリー」で料金が安く、写真を見てコンパニオンを選ぶのが「写真指名・パネル指名」。一度ついたコンパニオンや、ネットでの写真が気に入って予約を入れるのが「本指名」。

・送迎(送迎車)
店舗の最寄り駅などへ、スタッフがお客を送り迎えするサービス。

・日の出/早朝割引
朝の6時や7時などの極めて早い時間帯で特別割引するサービス。出社前のサラリーマンなどがたくさん並んでいることが多い。

・ダブル
ある時間のコースを2回分料金を支払って遊ぶこと。

・入会金
とくに高級店に多く、初回来店時に支払う会員料金と、任意で会員になって支払う料金。任意の場合は特典が多い。

・ラスト
閉店時間や、最終入店可能な時間のこと。

●システムに関する用語

・マット(エアマット)
空気でふくらませる、ソーププレイに使用するマットのこと。

・スケベイス
凹型の椅子で、お客が座って、コンパニオンが陰部を刺激するサービスを行うための器具。さらに座高が高い「くぐり椅子」は、コンパニオンが椅子の下部に”くぐった状態”でフェラなどをするための椅子。

・泡踊り
ソープ嬢がお客に対して行う性的サービスの一つで、全身にボディーソープやローションを塗って体をこすりつけるように行うプレイの一つ。

・タワシ洗い
コンパニオンが陰毛でお客の脚や腕をこすり付けて洗うプレイの一種。

・2輪車
コンパニオンを2人予約しての3Pプレイ。

●コンパニオンが使う用語

・あがる
コンパニオンが業界から卒業すること。

・口開け
その日第一号のお客がコンパニオンにつくこと。

・雑費
シャンプーやボディーソープ、洗口液など、コンパニオンが室内で使用する消耗品の費用(店舗側が立て替えている)

・バック
コンパニオンが店舗からもらう、ギャランティーのこと。

・姫予約
本指名をしているコンパニオンが直接次回の予約を取り付けること(優先度が高いというメリットがある)

●ソープ客が使う用語

・切り返す
個室に入ってからお客が時間延長をすること。

・割チケ
ネットや風俗雑誌などで付録として付いている割引券。

・2回戦 3回戦
射精する回数、プレイする回数。

・地雷
サービスが悪かったり、極端に自分の好みでないコンパニオンのこと。

・不発
射精せずに帰ること。

まだまだ多くの専門用語がありますし、地方によっても少し使われる用語に違いもあるようです。

最近ではネット上のSNSや掲示板などでも「ネットスラング」の中にも、ソープランドに関した専門用語が増えつつあります。