性風俗リスクマネジメント~ソープ店長が気をつける5つのこと~

「ソープランドの店長」は多くの男性に羨望の眼差しで見られる存在です。

美しいソープ嬢たちと高級ブランド品に囲まれて日々を過ごし、完全なる縦社会のトップに君臨しているのですから当然のことです。

しかし、この「ソープランドの店長」という職業は、誰でも務まる職種ではありません。

お客として来店しているだけでは知ることのできない多くの見えない苦労があり、また危機を回避する「リスクマネジメント」に長けていなければ、即その座を奪われる厳しさがあるのです。

ソープランドの店長が日々意識しなければならない、「リスクマネジメント」について解説しました。

●ライバル店の動向

どのソープランドの店長でも「ライバル店」の動向には目を光らせています。

ライバル店が行う「イベント」や「人気嬢の入店」、または「リニューアル」や「新店舗の出現」は、そのまま自分の店の客入りに大きな影響を与えるからです。

風俗で遊ぶ男性は「新しいモノ好き」が多く、どんな優良店であっても新店舗が近くにできてしまうと、それまで通っていた店舗が”古く感じる”ものです。

ライバル店の動向をのんびり見守っていては手遅れになることもありますから、早急に対処策を考える必要があるのです。

●コンパニオンのトラブル

ソープランドはコンパニオンあっての商売ですので、ここにも最大限の注意をはらいます。

女性が数人集まると、人間関係や派閥などのトラブルを持ちやすいために、店長はあらゆるケア方法を用いて間に入り「集団を健全化」させる努力をします。

現実的には「売れているコンパニオン」を大切にしなくてはいけないのですが、それがあからさま過ぎれば他のコンパニオンの反感をかうことになります。

人間関係がこじれると、最悪の場合「集団退店」といったこともあり得るために、神経をすり減らすのです。

●男性従業員とコンパニオンとの恋愛

一般社会で「社内恋愛」はふつうのことであり、もっとも多い恋愛のパターンだそうです。

しかし、ソープランドでは職業柄「ご法度」なのは言うまでもありません。

突然駆け落ちするように蒸発されたり、男性従業員が「ヒモ化」して働きが悪くなったり、と良い結果はほとんどないのです。

じつは男性従業員を面接するとき店長は、応募者が「女に弱いかどうか」を観察しているといいます。

どれだけ仕事ができたとしても、女性関係がだらしない男子従業員を雇ってしまうと、手痛いしっぺ返しを喰らう危険があるのです。

●スカウト・ホスト

売れっ子のソープ嬢を狙ってやって来る「スカウトマン」や「ホスト」は後を絶ちません。

とくにホスト業界は低迷しているので、新たな顧客確保のために、上客になりやすいソープ嬢に営業を仕掛けてくるので注意が必要です。

基本的に店長であっても、ソープ嬢のプライベートには口をはさみませんが、それが「ホスト」の場合は話しは別なのです。

ホストにハマってしまったソープ嬢は、生活が乱れ、サービスの質も低下することが多いからです。

コンパニオンのレベル向上が、店の成功には必須要素ですから、コンパニオンの管理は生命線となるのです。

このように、ソープランドの店長は常に神経をすり減らすような毎日を送っています。

たんに経営ノウハウがあるだけでなく、他の職業にはない独特の「人間力」を求められるのが「ソープランドの店長」という職業の特殊性なのです。