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10/22 15:03
終電を逃した同僚の女の子を泊めたら部屋着が予想以上に無防備すぎて一睡もできなかった夜の記憶
「……あれ?終電、行っちゃった??」
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スマホの画面を何度見ても、もう帰れる電車はなくて。
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困り果てていたひめに、あなたが声をかけてくれたの。
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「よかったら、うち泊まってく?」
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「えっ……いいんですか??」
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いつも職場で顔を合わせているあなた。
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でも、ふたりきりで過ごしたことなんて、ほとんどなくて。
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ちょっぴり緊張しながら、お言葉に甘えることにしました??
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お部屋に着いて、貸してもらったのはあなたの大きなTシャツ。
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「これ、着ていいよ」
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「ありがとうございますっ?」
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着替えてみたら、ひめには少し大きすぎたみたい。
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肩のあたりはゆったりしているし、袖も長くて、なんだかワンピースみたい??
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「ねえ、これ大きすぎません??」
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そう言ってお部屋に戻ると……
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なぜかあなたが、一瞬固まっちゃったの。
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「……どうかしました?」
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「いや、なんでもない」
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ふふっ。
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本当に何でもないのかなぁ???
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さっきまで普通にお話していたのに、なんだか急によそよそしくなっちゃって。
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ソファに座っても、目が合うとすぐに逸らされちゃうんです。
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「もしかして、ひめのこと意識してます???」
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なんて聞いてみたら、
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「してないって!」
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って、ちょっと慌てたお返事。
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……そんなに必死に否定されると、逆に気になっちゃうじゃないですか??
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それから、ふたりでテレビを見たり、おしゃべりしたり。
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いつもは職場でしか会わないあなたが、家ではこんなふうに過ごしているんだなぁって。
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知らなかった一面を見つけるたびに、なんだか少し嬉しくなりました???
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そして、そろそろ寝ようかってなった時。
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「ひめはベッド使って。俺はソファで寝るから」
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って。
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「え〜っ、申し訳ないですよ?」
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そう言っても、あなたは譲ってくれなくて。
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本当に優しいんだから……。
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お借りしたベッドに潜り込んで、電気を消して。
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「おやすみなさい??」
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「……おやすみ」
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静かになったお部屋。
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なのに、なんだか眠れなくて。
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「ねえ……まだ起きてます??」
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「……起きてるよ」
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「よかったぁ。ひめ、ちょっと緊張して眠れなくて?」
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暗闇の中、ふたりで小さく笑っちゃったの。
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「明日、職場で会ったら変な感じになりそうですね」
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なんて言ったら、
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「それ、こっちの台詞」
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って返ってきて。
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……えっ、それってどういう意味???
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気になったけれど、それ以上は聞けなくて。
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ただ、いつもより少しだけあなたのことを意識しながら、目を閉じました。
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翌朝。
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「おはようございます〜??」
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ってリビングに行くと、あなたはなんだか眠そうなお顔。
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「もしかして、一睡もできなかったんですか!??」
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「……誰のせいだと思ってるの」
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えっ。
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ええっ!??
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「ひ、ひめ、何かしました!???」
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あなたは呆れたように笑うだけで、何も教えてくれませんでした。
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ねえ、あなた。
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あの夜、どうして眠れなかったの?
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慣れないソファだったから?
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それとも……
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ひめがすぐ近くにいたから、だったりして???
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もしそうだったら、ちょっぴり嬉しいかもしれません。
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だって、ひめだって……
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いつもよりあなたのことを、意識しちゃっていたんだもん??
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「ねえ、また終電逃しちゃったら……泊めてくれますか??」
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なんて。
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そんなお願いをしたら、今度こそ怒られちゃうかな???
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でも、次にふたりきりになる時は、もうただの同僚ではいられないかもしれませんね……??

































