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04/26 10:02
市場の現在の織り込みは、おそらく原油高はリスクではあるが、まだ決定的な景気悪化要因ではない というところにある。 足元で投資家が見ているのは、原油高そのものというより、それがどの程度まで企業利益・消費・金融政策に波及するかだと思う。 現時点では、一時的な原油高であれば、OBBBによる減税効果や政策支援が一定程度クッションになる、という見方が多い。 つまり、原油高はマイナスだが、それ単体で景気シナリオを大きく壊すほどではない、という織り込みである。 インフレについても同様だ。マイルドなインフレは、それが金融引き締めに直結しない限り、必ずしも株式市場にとって明確な悪材料ではない。むしろ名目売上や企業利益を押し上げる面もある。原油価格が80〜90ドル前後にとどまるのであれば、本格的な需要破壊が起こる可能性も、現時点では大きく見積もられていない。 その結果、市場に残っているのは 景気期待が以前より少しだけ低くなった という程度の変化である。強気シナリオはやや削られたが、弱気シナリオに全面転換するほどではない。リスクは意識されているが、まだ景気後退としては織り込まれていない。 この状況で投資家がポジションを戻すなら、1〜2月のようにシクリカルや非米国株へ広げていくというより、再び安定感のある米国大型株、特にMag7に資金が向かいやすい。景気期待は少し鈍った。しかし、完全にリスクオフではない。だからこそ、景気敏感株ではなく、成長の見通しが相対的に読みやすく、バランスシートも強く、指数への影響力も大きい大型テックが選ばれる。 シクリカル=景気が良いときに強い株 ディフェンシブ=景気が悪くても耐えやすい株 Mag7=景気が少し不安でも買われやすい巨大成長株 これが、米国株が非米国株をアウトパフォームし、さらに均等加重のS&P500よりも通常の時価総額加重S&P500が優位になっている背景だと考えられる。 言い換えれば、今の市場は景気に強気なのではなく、景気悪化を本格的には織り込んでいない 状態に近い。そしてリスクを取りたいが、景気敏感には行き切れないという中途半端なリスク選好が、結果としてMag7への回帰を生んでいる。 ただし、この織り込みには脆さもある。Reutersも、S&P500がイラン情勢の不確実性を抱えながら高値圏に戻っている一方で、企業側ではエネルギー価格への警戒が広がっていると報じている。特に2026年4月以降に決算を発表したS&P500企業の約3分の2が、エネルギー価格について何らかの懸念を示したとされる。? つまり、今の市場は 原油高を無視しているのではなく、一時的で、利益成長と政策効果で吸収可能 と見ている。 その前提が崩れたとき、たとえば原油高が長期化する、消費が落ちる、企業の利益見通しが下がる、あるいはインフレ再燃で利下げ期待が後退する場合には、現在の織り込みは一気に修正される可能性がある。 原油高は悪材料だが、まだ景気後退材料ではない。インフレは不快だが、まだ金融引き締め材料ではない。景気期待は少し下がったが、リスク資産を捨てるほどではない。 だから、シクリカルではなくMag7に戻る。 鳳条 暦
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