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鳳条 暦

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DIE WITH ZERO 2

04/22 09:30

DIE WITH ZERO 2

最近、東洋思想を学んでいて、「DIE WITH ZEROに別の感覚を持つようになった。

あの本は好きだ。
お金を墓場に持っていくな。経験に変換しきれ
というメッセージは強烈で、多くの人の人生観を変えた名著だ。

中でもタイムバケットという概念が面白い。
やりたいことを書き出して、体力と年齢に合わせて時間軸に振り分けていく。合理的で、説得力がある。

でも東洋思想を学ぶうちに、気づいてしまった。あの本は本質的に、人生のプロジェクト管理だ。

私たちはふだん無意識にこの思考で仕事をしている。だが、実は人生においては、仕事とは別の考え方もあるかもしれない。

タイムバケットは足し算。やりたいことを積み上げて消化していく。
でも東洋的な発想では、人生は引き算で豊かになる。
本当に必要でないものを削り続けることで、すでにそこにあった自分の輪郭が見えてくる。

やりたいことリストを消化し続けた人生の終わりと、本当に必要でないものを削り続けた人生の終わりは、おそらく全く違う景色を見ているはずだ。

前者はもっとできたかもしれないという感覚が残りやすい。後者はこれが自分だったという感覚に近づいていく。
多くの人は、自分の人生を自分で選び、満足したいと願っているだろう。
でも実は、やりたいことリストを消化しても本物の満足に辿り着くことはできないのだ。
お金が経験になっても、渇きは消えない

なぜDIE WITH ZEROの発想では、その感覚に辿り着けないのか。
仏教に渇愛という言葉がある。満たされた瞬間に次の渇きが生まれる回路のことだ。
喉が渇いて水を飲めば一瞬満たされる。でもまた渇く。

お金で言えば、100万円貯まれば300万円が欲しくなる。300万円になれば1000万円が見えてくる。
DIE WITH ZEROはこの渇愛の構造に気づいていた。だからこそお金ではなく経験に変換しろと言った。でも蓄積の対象を替えただけで、渇愛の回路には乗ったままだ。
ハワイに行けば次はヨーロッパが見えてくる。
ビジネスクラスに乗ればファーストクラスが気になりはじめる。
これはまさにお金を経験に代えただけの無限回路。
禅の教え
では、その回路から降りるとはどういうことか。禅にこういう言葉がある。平常心是道。
特別なことは何もない。日常の中にすでに道がある、という意味だ。
もし、幸せが未来の経験を獲得することにあるなら、今この瞬間は常に幸せへの途中だ。
今は幸せではなく、幸せに向かう移動中であり、目的地に辿り着くための準備の時間になる。
でも幸せがすでにここにあるなら、今この瞬間が目的地だ。

子どもが笑っている。コーヒーが美味しい。
仕事が無事に終わって風呂に入っている。好きな人が隣にいてくれる。それがすでに幸せの状態であって、覆っているものを取り除けば見えてくる。

東洋哲学が言う今ここにすでにあるとは、瞑想をしろとか、悟れという話ではない。
今この瞬間に完全にいることが、すでに幸せの状態だという話だ。

DIE WITH ZEROを否定したいわけではない。あの本が多くの人の背中を押したことは間違いないし、私もその一人だ。
ただ、東洋思想を学んで一つだけ気づいたことがある。
人生の終わりにもっとできたかもしれないと思うか、これが自分だったと思うか。

その違いは、今どんな問いを持って生きているかで決まるのかもしれない。
どう使い切るかを問い続けるか。
そもそも何が必要かを問い続けるか。
あなたの幸せは、すでにそこにある。
削り続けることで、それは姿を現す。

生きやすいのはどちらの考え方だろう。

鳳条 暦


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