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09/15 18:45
踊り場にて3
物語の最後、舞子は学校の踊り場で小さくバレエを踊る。
それは捨てたはずの夢へ戻ろうとする姿ではない。
バレエを叶わなかった夢から、確かに自分をつくってくれた大切なもの へと置き直すための踊りだったように感じる。
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夢を手放すことと夢を嫌いになることは違う。
続けられなくなったとしても、好きだった気持ちまで否定する必要はないのです。
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そしてこの作品の題名にある「踊り場」という言葉も とても象徴的。
踊り場は、階段の途中にある場所。
上っているわけでも、下りているわけでもありません。一見すると前へ進んでいないように見えるけれど、そこで息を整え、来た道を振り返り、これから進む方向を考えることができる。
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人生にも、そんな時間があるのだと思います。
何者にもなれていない気がするとき。
昨日までの目標を見失い、次に向かう場所も分からないとき。
周りだけが前へ進み、自分だけが取り残されたように感じるとき。
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けれどそれは人生から脱落した時間ではない。
次の道へ進むために必要な、人生の踊り場です。
諦めるとは夢をなかったことにすることではない。
叶わなかった現実と、それでも確かに好きだった自分の両方を受け入れて、その夢を自分の人生の中に置き直すこと。
叶わなかった夢は消さなくていい。
抱えたままでも人は別の階段を上っていける。
人生の踊り場は、ただ立ち止まるためだけの場所ではない。そこで息を整えてもいい。泣いてもいい。来た道を振り返ってもいい。
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そしてそこでもう一度だけ、好きだった踊りを踊ってもいいのです。
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鳳条 暦
<< 2026年9月

































