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09/14 09:45
踊り場にて1
美園舞子は、プロのバレエダンサーを目指して海外で活動していた29歳。
けれどその夢を諦めて帰国し、以前勤めていた高校で国語教師として働き始める。
夢や希望について語ることを求められる学校は、夢を失ったばかりの舞子にとって、少し居心地の悪い場所。
未来の可能性に満ちている生徒たちを前にしても真っ直ぐに「夢を持ちなさい」とは言えない。夢を追うことの美しさだけではなく、その苦しさや努力しても届かないことがある現実を、舞子は知ってしまっているから。
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けれど生徒たちもまた、それぞれの場所で「諦められないもの」を抱えていた。
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舞子は彼らと向き合ううちに、「諦めるとは何なのか」を考え始める。
そんな舞子に、母は小学校の卒業文集を見せます。そこに書かれていたのは、舞子自身も忘れていた「教師になりたい」という夢。
バレエダンサーにはなれなかった。
けれどひとつの夢を失った人生の中で、彼女はいつの間にかもうひとつの夢を叶えていた。
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人生はひとつの夢が叶わなかっただけで、すべてが失敗になるほど単純ではないのかもしれない。
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鳳条 暦
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