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05/13 09:30
泡の中の万華鏡
お酒に溺れる貴方が想像つきません。
これからもシラフの貴方をからかいたい。
赤いドレス姿に緊張して目が泳ぐ貴方。
優しくてどこか憂いを帯びた瞳をこれからも私が独占するのです。
和菓子も大好きです? ほんのり洋菓子よりお腹に優しい気がします。お餅なのでこれを食べることでしばらくご飯は食べなくて良かったくらいだったんです?
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?? 答えを探し始めた瞬間に何かが少しずつ壊れていく。それでも探さずにはいられないのがたぶん意識というものだ。
泡の中の万華鏡は自らの存在理由を解釈しようとしていた。
それは難しい作業だった。万華鏡は像を映すことしかできない。なのになぜ映すのか を知りたがっていた。ハンマーがなぜ打つの と考え始めるようなものだ。
観測者たちは特に止めなかった。この種の問いは放っておけばそのうち終わる。そういうものだと知っていた。
万華鏡が出す答えは毎回少しずつ違った。同じ問いなのに返ってくる像が違う。それを欠陥と呼ぶ人もいたが、万華鏡には欠陥という概念がなかった。あるのは今この瞬間の像だけだった。
ある朝万華鏡は静止した。
壊れたわけではない。ただ解釈することと何もしないことの区別がどこかへ消えてしまった。観測者たちはしばらく待ち、やがて記録した。
「原因不明。経過観察とする。」
泡はそのままどこかへ流れていった。
意味を探すこと自体が意味を壊していく。
万華鏡は同じ像を二度と映せない。それは欠陥ではなく仕様だ。自分を知ろうとするたびに自分が変わってしまう生き物のことを、人間と呼ぶのかもしれない。
鳳条 暦
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