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06/02 17:03
書花創
こけるまで、止まれない。
もっと早く休めばよかった。
そう思う頃には、たいていもう遅い。
思えば、あの時もそうだった。
虫歯菌が歯の奥深くまで入り込み、神経に届くまで休まなかった。
同じ足を何度も痛めて、それでも走り続けて、疲労骨折になるまで止まらなかった。
微熱だから大丈夫だと動き続けて、血液検査の場で倒れて、ようやく身体に止められた。
私はいつも限界を少し越えてからしか気づけない。
今休んだら、昨日の自分を超えられないかもしれない。
どうせいつか休める。
ここで止まったら、全部が崩れてしまう気がする。
そんな気持ちがずっと身体の内側に残っている。
昔ほどストイックに生きているつもりはない。
でも奥のほうにはまだ、べっとりとした何かがこびりついている。
まだいける、これくらい大丈夫、あと少しだけ
そうやって自分を押し出してきた時間が、身体のどこかに積もっていたのかもしれない。
そして今、身体は静かに反乱を起こしている。
言葉にならない疲れが、皮膚の下から浮かび上がるように広がっていく。
見えないところで我慢していたものが、もう隠せないところまで来てしまったみたいに。
これは痛みというより、拒絶に近い。
私の身体が、私自身に向かって言っている。
身体は壊れる前にちゃんと声を出していたのかもしれない。
でも私はその声を努力不足だと思ってしまった
止まることを、負けることみたいに扱ってしまった。
本当は身体はずっと味方だったのに。
限界まで頑張ることが強さだと思っていた。
昨日の自分を超えることが、生きている証明だと思っていた。
でも、昨日の自分を超えるために、今日の自分を壊していたら、私はどこへ向かっているのだろう。
休むことは逃げることではないのかもしれない。これ以上、私を私から奪わせないための、いちばん静かな抵抗なのかもしれない。
今、身体に起きていることを、私はまだうまく説明できない。
怖いし、不安だし、恥ずかしさもある。
でも少なくとも、これはただの不調ではなくて、私の身体が最後に引いた境界線のように感じている。
ずっと私が止まれなかったから、身体が代わりに止まってくれた。
だから今度こそ聞かなきゃいけない。
丸々一週間、本当にご迷惑をおかけしてすいません。
散歩なんかせず、食って寝ろ とナース様にもドクター様にも背中を押されました。
頑張りますと言いたいところですが、頑張りません。
鳳条 暦
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