
オゴトガイド見たとお電話ください!
電話 050-5448-9022
営業時間 11:00-24:00

05/07 17:01
め組のおんな
彼女たちは狩りに行く。
四人の女戦士。三人の男狩り。
夜に向かう女の支度は、どこか戦闘準備に似ている。
強気のアイラインは、立っているときよりも、寝転んだときにいちばん綺麗に見えるように引かれている。眉毛は薄く、やわらかく。
強すぎない顔に見えるように、女々しい男心の逃げ道を少しだけ残している。
涙袋にはラメを散りばめる。昼間なら少しやりすぎに見える光も、暗い店の照明の下では、むしろちょうどいい。
目元だけがきらきらと浮かび上がって、私を見て。と言わなくても、ちゃんと見つけてもらえる顔になる。
彼女たちは強い。しかしただ強いだけではない。
キスしたい。と囁かれたい乙女心を、別に本気じゃないし…という顔で隠している。
本当は可愛いと言われたいのに、簡単に喜ばない女のふりをしている。
2人きりになりたい、と誘って欲しい。それを自分から欲しがっているとは思われたくない。
その矛盾が、少しだけ愛おしい。
女の子たちは、みんな少しだけ演じている。
強くて、余裕があって、傷つかなくて、誰かを落とすことなんて簡単だという顔をして。
でも本当は、誰かの視線に少しだけ救われたかったりする。誰かの言葉で、自分の可愛さを確認したかったりする。
今日の自分が可愛い女であることを、どこかで証明したいだけ。
だから彼女たちは狩りに行く。
獲物を探しているようで、ほんとうは自分を探している。
笑いながら、グラスを鳴らし、誰かの隣に座りながら、強気のアイラインの奥で、少しだけ寂しい目をする。
…彼女たちを目を奪われて作業の手が止まってしまっていたようだ。
<< 2026年5月

































