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05/24 09:30
空に抱かれる月になりたい
1人社長の貴方様。まだどこか硬い印象を持ちました?
足を組み、椅子に腰掛けて時計を気にする姿は普段からの習慣を思い立たせます。
貴方といつか時間も忘れるくらい甘美なひとときを過ごしたいと思うのです。
ブランディングが素晴らしい?黒く、細身のシルエットが媚びない色気を醸し出す。
どこか上品で美しいのに、従順なだけではない荒々しさ。
影まで魅力的に魅せる
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悩んだとき、考え事をしているとき。
空や海をぼーっと眺めた経験はありますでしょうか?
私は結構良くあります?
何故と聞かれると難しいのですが…空や海が好きだからかな?
でも海はサメに食べられそうでちょっと怖い?
??空や海に引き込まれそうになるのはなぜ?
空や海に引き込まれそうになるのはそれが広すぎる他者だからだと考えます。
人間の目は普段はある程度外側の輪郭のあるものを見ている。
人の顔、建物、文字、スマホの画面、予定、名前のあるもの。
それらは全部こちらが理解できる大きさに切り取られている。
でも空や海は見えているのに終わりがない。
そこにあるのにこちらの理解の枠に収まらないから、人は空や海を見ると少しだけ自分との境目を失う。
私という小さな境界が青の広がりの中でほどけていく。考えていたこと、悩んでいたことが一瞬遠くあたかも物凄く小さく感じる。
引き込まれそうになる感覚は危険を少し感じつつ、自分が自分だけではなくなる予感なのかもしれない。
海を見ていると波はずっと動いていて、同じ形をしているようで一度も同じではない。
感情に似ている。悲しみも、愛しさも、不安も、執着も。止まっているようで本当はずっと揺れている。
だから海を見ると自分の中の言葉になる前の感情が反応する。
ああ。私の内側にもこれがある と思う。
理由は説明できないけれど自分の奥にあるものと海の動きは似ている。
空はもっと静かで海のように音を立てない。
ただどこまでもある。雲が流れ光が変わり、夕方には色を変える。
空は何も教えてくれないのに、時間の流れそのものを見せてくる。
夜の空には人間がいなくても続いていく世界がある。
だから空を見ると、自分の人生自体が少しだけ遠くの景色になる。
今日うまくできなかったことも言えなかった言葉も、空の下では全部小さくなる。
それは救いだ。
私の痛みは私にとっては世界の全部みたいに大きい。けれど空や海の前に立つと世界は私の痛みよりずっと大きいのだと知らされる。
少し安心する。
私が抱えきれないものを世界のほうは抱えられるのかもしれない と思えるから。
空や海に引き込まれるのは、溶けて、ほどけてしまいたい からかもしれない。
名前や役割や考えすぎる頭から一度離れて、ただ大きなものの一部になりたい。
広く生ぬるい世界に抱きしめられたい。
人は時々自分でいることに疲れる。でも誰かに預けるには重すぎる感情がある。言葉にすると壊れてしまう感覚がある。
そのとき空や海は何も聞いてこない。答えも求めない。正しさも押しつけない。
ただ大きく存在している。
その前でなら何者でもなくてもいい気がする。
だから時々空や海のようなものに触れて、自分より大きなものの中に戻りたくなる。
ただ何も求めず奪わず、そっと抱きしめて欲しい。
きっと帰巣本能に近い。
鳳条 暦
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