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10/02 17:15
自分には完全には分からない痛みを、 分かったふりをせずに想像してくれること。 自分の都合のいい人物に仕立てず、こちらにもこちらの事情や歴史や疲労や恐怖があることを 忘れないでいてくれること。 愛しているから大切にするのではなく、 あなたも私と同じように、一度しかない人生を生きている人だから、粗末に扱わない というような眼差し。 それは恋愛よりも前にある、人間への敬意なのかもしれない。 愛されることは幸せだと思う。 でも愛されるほど、なぜか少し息苦しくなることもある。 相手の中で自分が美しくなりすぎたり、特別になりすぎたり、こういう人 と決められていくと、本当の自分との間に小さな距離が生まれる。 私はもっと曖昧で、矛盾していて、優しいだけでもなく、強いだけでもなくちゃんと傷つく。 誰かの物語の登場人物ではなく私にも私の物語がある。 こちらの人生を勝手に要約しない人に惹かれる。 分からないところもあるけれど、分からないまま大切にしたい と言える人。 近づきながらもこちらの輪郭を奪わない 抱きしめながらも、こちらが一人の人間であることを忘れない人。 たぶん私が欲しいのは、愛の反対ではない。 むしろ愛よりもう一段深いところにあるものなのだと思う。 あなたが傷つけば痛いこと。あなたにも時間が流れていること。 あなたにも私の知らない人生があること。それを忘れないこと。 そんなふうに見つめられたとき、人は初めて愛されるだけではなく、 存在そのものを尊重されたと感じるの。 鳳条 暦
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10/02 09:45
愛してくれる人よりも、ちゃんと生きている人間として見てくれる人に憧れている。 もちろん、愛してる と言われるのは嬉しい。大切にされたいし、選ばれたいし、 できることなら誰かにとって特別な存在でいたい。 でもそれだけでは少し足りないと思うことがある。 転んだら痛い。拒絶されたら悲しい。 無視されたら傷つくし、期待すればその分 落胆もする。 私にもあなたと同じように一日があって、 眠れない夜があって、 少しずつ時間を使いながら生きている。 そういうごく当たり前のことを忘れないでいてくれる人に惹かれる。 愛という言葉はときどき人を美しくしすぎる。 愛しているからこそ、相手に役割を与えてしまう。 でも人間は誰かの恋人である前に、 誰かの理想である前に、ただ一人で生きている人間で 機嫌の悪い日もある。誰にも優しくできない日もある。 間違えることも、逃げることも、醜い感情を持つこともある。 それでも、自分の人生を必死に生きているんだなと見てもらいたい。 そこには愛より少し静かなものがある。 理解とも違う。共感とも少し違う。 たぶん私はそういう眼差しに焦がれている。 鳳条 暦
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