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09/28 09:30
溢れてしまう2
恋愛と友情の境界線は、口約束だけでは片づけにくい。
今日から恋人
私たちは友達
ずっと一緒にいよう
そう言葉にした瞬間、関係に一本の線が引かれたような気がする。けれど本当はその線を境に、心のすべてが突然変わるわけではない。
昨日まで友達だった二人が付き合おう と約束しても、翌日から急に特別な感情が増えるわけではない。
反対に別れを告げて恋人ではなくなっても、それまで抱いていた愛情がその瞬間に消えるわけでもない。
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言葉は関係を決めることができても、感情まで命令することはできない。
だから付き合うという約束は、愛そのものの証明というより二人の間にある曖昧なものを、いったん同じ名前で呼んでみようとする試みなのかもしれない。
けれどその言葉に込めている意味は人によって違う。一人にとっては、あなたを最優先にします という約束かもしれない。
もう一人にとっては、ほかの人とは恋愛関係になりません??という約束かもしれない。
あるいは、
将来を一緒に考えます
弱いところまで見せます
簡単には関係を手放しません
そんな、言葉にされていない期待まで含まれていることがある。
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二人とも恋人と呼んでいるのに、その言葉から想像している未来がまったく違うこともある。
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つまり、口約束が無意味なのではない。
ただ口約束だけでは、愛の中身までは決められないのだと思う。
関係を支えるのは、付き合っています という一度きりの宣言ではない。
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相手が苦しいときに、どう向き合うのか。
自分の都合と相手の気持ちがぶつかったとき、何を選ぶのか。分かり合えないときにも、知ろうとし続けられるのか。
そうした小さな選択の積み重ねが、最初に交わした言葉に少しずつ実体を与えていく。
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愛は、約束した瞬間に完成するものではない。
約束したあとに二人がどのように生きたかによって、ようやく形になっていくものなのだと思う。
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鳳条 暦

































