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10/27 17:45
ずっと大切にして2
いつか失うと知っている人だけが、やさしくできる
いつかこの人はいなくなるかもしれない。
そう思いながら誰かのそばにいるのは、悲しいことのように見える。信じきれていない、と責められそうでもある。
だが逆だ。ずっといてくれる と思った瞬間から、人はありがとうを言わなくなる。小さな配慮を省き、言葉を雑にし、相手がそこにいることを家具のように扱いはじめる。
関係を壊すのは、たいてい大きな裏切りではない。慣れと甘えだ。
人と人が離れるのは、特別なことではない。ありふれたことだ。それを知っている人は、どこかで人に諦めている。けれど諦めきれずにまだ信じたいとも思っている。その二つの間に立っているから、目の前の人がいることを当たり前にしない。
私は、人と完全に溶け合うことを望まない。少しの距離が、いつもある。その距離は冷たさではない。相手を自分の一部にしないための余白だ。自分の一部になったものには、人は感謝しない。
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失う予感は、愛を弱くしない。愛を雑にさせないための、柔い緊張。
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鳳条 暦

































